どーも、arizonaです。
なぜか好評な「僕はスポーツに恋をした」。 でもこの人気は、今日こそ、今度こそ終わりです。 あまりの自慢の応酬に、めまい・吐き気を催すでしょう(´∀`) それだけの覚悟がなきゃ読めませんよ、きっと。 10~12歳のころ いきなり札幌編スタートです。 10歳だから4年生のときですね。 転校してきてから1年経ちました。 さすがにクラス全員の顔と名前が一致してるときです。 給食を食べる前水のみ場で手を洗ってるときに、あるクラスの男子から話しかけられました。 「arizonaさぁ、足速いから絶対野球できるよ。一緒にやろう。」 俺はそれまでプロ野球も観ないし、近所で野球をやって遊んだりすることもなかったんです。 野球とサッカーだったら間違いなくサッカーのほうが好きでした。 だから野球をほとんど知らなかったんです。 でもこの一言で、この友達が入ってる少年野球チームの体験に行きました。 で、思ったより野球が楽しいことに気づいたんです。 俺は迷わずその少年野球チームに入りました。 でもそのとき俺は4年生で、少年野球を始める人としては遅いほうだったんです。 少年野球を6年生の最後までやる人は、だいたい2年生か3年生から始めています。 だからこのときから遅れ気味のスタートでした。 入ったばかりだから、ポジションなんてものはありません。 もちろんレギュラー優先ですから、バッティングもあんまりできません。 できることは、キャッチボールと外野ノックでした。 でもこの外野ノックが楽しかったんです。 コーチが俺たち7人くらいを相手に外野ノックをして、一人もボールを落とさなかったらアイスをくれるんです。 俺たちはアイスが欲しいから必死で外野ノックを受けます。 やっぱり1回で誰もボールを落とさないなんてできません。 みんなへたくそでしたから。 でもコーチは、みんながボールをちゃんと取るまでノックを続けてくれるんです。 それで必ず最後にはアイスをくれるんです。 少年野球のコーチや監督はボランティアです。 だからアイスもコーチの出費でした。 みんな社会人野球をやっている傍ら俺たちの世話までしてくれるんです。 野球のおもしろさから礼儀まで、色んなことを教えてくれます。 グラウンドに入るときは、いったん止まって帽子を取って礼をして「お願いします!」 ノックを受けるときは一球一球「お願いします!」 ノックが終わったら全員で「ありがとうございました!」 全部の練習が終わったら監督・コーチに向かって「ありがとうございました!」 そしてグラウンドに「ありがとうございました!」 グラウンドを出るときも、いったん止まって帽子を取って礼をして「ありがとうございました!」 この一つ一つの礼儀をきちんと教えてくれます。 俺はこのありがたみをつい最近までわかりませんでした。 毎年夏に札幌選手権と呼ばれる大会があります。 その名のとおり、札幌のナンバー1を決める大会です。 この札幌選手権に出場するためには、区の予選を勝ち抜かなければいけません。 うちのチームの区には14チームあって、上位2チームが札幌選手権に出ることができます。 このチームの目標は札幌選手権に出ることでした。 俺が小5のとき、一つ上の先輩がレギュラーだったときですね。 あと一回勝てば札幌選手権に出場できる!という試合の話です。 7回裏(少年野球は7回までです)、2対2の同点で1アウト・ランナー無し。 うちのチームの攻撃です。 バッターは8番。 ・・・・・ 打った! 右中間を破る2ベースヒット! おっとここで監督が出た。 代走でしょうか? ・・・・・代走です。 代走・arizona! なんと俺は6年生の試合に5年生の分際で出てしまったのです。 しかも状況は、俺がホームに還ったら勝利。 つまりはこのチームの目標である札幌選手権に出られる。 少年野球は親も見に来ます。 というか、親の協力なくしては少年野球はできないんですが。 自分の親はもちろんのこと、チームの仲間の親もたくさん見てます。 とんでもないプレッシャーでした。 こんな大きな仕事を5年生に任せていいのか?! 代走に求められる資質は、足が速いことと状況判断能力です。 後者は、まだ野球を始めて1年しか経っていない俺に求められるはずもありません。 ここで求められたのは、足の速さでした。 次のバッターがライト前ヒットを打ち、状況は1アウト・ランナー1,3塁。 この場面ではタッチアップも考えなければいけません。 タッチアップとは、ノーアウトまたは1アウトの場面でバッターがフライを打ったとき、守備が落下してくるボールを捕った瞬間からならランナーは走ってもいい、というルールのことです。 この前のWBCのアメリカ戦。 誤審騒動で問題となったシーンはこのタッチアップに関するものでした。 そのときの審判のボブ・デービットソンは、日本のランナーは守備がボールを捕る前に走り出した、と言いました。 でもその後ビデオをチェックすると、明らかにランナーは守備がボールを捕った後に走り出してたんです。 よって誤審となったわけです。 バッターが打った! ボールがセンターに高く上がった。 しかし少し浅い。 ・・・・・行けるか? 俺はセンターがボールを捕ったのを確認して、ダッシュした。 この瞬間は何も聞こえないし、前以外どこも見えません。 ホームベースしか見えません。 そして・・・スライディング! ボールも俺と同時にホームに来ました。 どっちに取られてもおかしくない・・・! 判定は、セーフ! チームがサヨナラ勝ちし、札幌選手権の出場を決めた瞬間でした。 札幌選手権では1回戦で敗れてしまいます。 ですが、出場できたことに大きな意味があったんです。 ここからの主役は次の年に6年生になる俺たちです。 俺はピッチャーを任されました。 しかしフォームに癖が抜けず、サイドスロー気味のフォームでした。 6年生になって、転校生が来ました。 その人は、将来は絶対プロ!という夢を持ったすごいピッチャーだったんです。 そのときピッチャーを任されていた俺は、ねんざをしてファーストになっていました。 新しいピッチャーが来ることは俺にとって好都合でした。 怪我が治ってもピッチャーには戻りたくなかったんです。 投げるのは楽しいからいいんです。 問題は守備でした。 ランナーが塁にいると、今はどこに投げればいい?!とか、レフトにボールが行ったときはカバーしなきゃいけないんだっけ?!とか、頭がゴチャゴチャになるんです。 野球は想像以上に頭を使うスポーツです。 運動とパズルゲームが組み合わさったようなスポーツなんですから。 結局俺のポジションはセンターになりました。 もともと外野が好きでした。 そしてこのとき、最強の外野3人が揃ったんです。 (自分で言うのもなんですけど。) みんな足が速くて守備が上手いんです。 「外野は下手な人がやるポジション」 というイメージがありますよね?? これは大きな勘違いです。 というか、このイメージを持ったチームは弱いはずです。 じゃぁ昨年日本一になった日本ハムファイターズを例にしてみましょう。 このチームの外野は12球団の中で一番すごいです。 森本・SHINJO・稲葉と、守備に関してはスペシャリスト揃いです。 外野が強いことによって、内野が安心するんです。 そしてピッチャーもキャッチャーも安心します。 俺が今でも覚えている監督の名言があります。 「外野の後ろには誰もいない」 外野であるお前たちがボールをそらしたら、誰もボールを取ってくれないんだ。 だからお前たちにはそれだけの責任がある。 そして俺たちはその責任の分だけお前たちを信頼している。 素晴らしい言葉です。 このチームは強かったです。 球が速い転校生ピッチャー(フォアボール多い)、 バッティングセンスのある5年生キャッチャー、 キャプテンをショートに据えた安定感のある内野、 札幌一と評判の最強の外野。 2年連続で札幌選手権に出場します。 そして・・・ 優勝します。 つまり札幌で一番強いチームになったんです。 試合会場は円山球場でした(札幌ドームが完成して間もないころでしたから)。 プロもここで多くの試合をやっています。 俺たちはそのグラウンドで優勝したんです。 俺が右ひじの異変に気がついたのはその後でした。 投げるたびに痛いなぁーと思いつつ、チームの引退を迎えました。 同じ6年生の仲間は、中学生になってもみんな野球を続けました。 俺もそのつもりでした。 シニアのチームから誘いがあったんです。 スカウトってやつですね。 中学で野球をやる人は2通りに分かれます。 ひとつはシニアリーグのチームに入ること。 クラブチームと言ったほうがわかりやすいでしょうか? もうひとつが中学の野球部に入ることです。 シニアと野球部のレベルは歴然としていて、言ってしまえばシニアがプロ野球なら野球部はお遊びです。 俺はシニアに入るつもりでした。 しかし右ひじが本格的に痛くなってきたんです。 病院に行きました。 野球肘でした。 体ができてないうちにサイドスローのようなフォームをしてしまったことが原因でした。 「もうボールを投げてはいけない」 俺にはこれほどキツイ言葉はありませんでした。 もう野球ができなくなってしまったんです。 ここでいったん切ります。 意外と長い^^; これまだ小学生編ですから。 次はやっと中学生です。 楽しみにしててくだささい^^ 続きが気になったらクリックしてください♪ ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ ↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑ クリックしてくれなかったら続きを公開しないかもしれません。 ↑マジで?! ↑マジです。 PR ∴ この記事にコメントする
● コメントありがとうございます☆
>りーえさん
監督は熊みたいな顔してるんですけどね(笑) とってもいい人です。 そんな大層なもんじゃないですよ^^; >ヒゲめがねさん 野球肘はみんながみんななっちゃう怪我じゃないですからね^^; ありがとうございます☆ >持田さん そうなんですかぁ。 じゃぁ俺は恵まれてたんですね^^ でも女子の声援があるから男子は頑張れちゃう、みたいなことってあるじゃないですか(笑) >びーとさん いらっしゃいませ♪ 高校野球もなかなかおもしろいですよね^^ 結構ミスがあるし、何が起こるかわからないところがいいですよ☆ あ、そうなんですかっ(笑) ありがとうございます^^ 水球・・・! これまたマイナーなスポーツですね^^; よろしくお願いします♪ >りらさん ありがとうございます^^ りら様のためなら見せちゃいます(笑) >エウレンさん 監督チョーいい人ですよ☆ 怒ると恐いですけど^^; >cotssさん へぇー、そうだったんですか。 でも野球肘より野球肩のほうが多いみたいですけどね^^; 俺は打つほうが好きですけど、外野フライは最高です。 普通じゃおもしろくないから、「イチロー捕り」をやるんです(笑) たまに後頭部に当たりますけど^^; >ともさん いらっしゃいませ♪ 東京ですかぁ・・・懐かしいですね。 ありがとうございます☆ ● はじめましてッ(´^ิ益^ิ`)
yahooブログなんすけど,なぜかたどり着きました。笑。
野球は遊びですらやったことないけど、見るんは好きですw 高校野球とか。 って言うか「■泉谷しげる in 地下鉄■」に惚れてコメントしたんですけどw 今年から高1の水球人間です!よろしくお願いしますッ ● 無題
監督ッ(´ノω;`)!!
弟が行ってた少年野球のコーチは陰険な人だったのでうらやましいです(^ω^) スポーツできる人って本間に尊敬です(`・ω・´)+゜! 私は体育会とかで応援専門な感じの人種なので・・・ww ● コメントありがとうございます☆
>とうおかさん
マジですよぉ~^^ 同じですねっ。 俺も野球がやりたくてしょうがないですよ^^; でも野球仲間がいない(´;ω;`) >watosonさん え? じゃぁ北ですか?! すごいですねぇ~。 行きます^^ >こばさん そうですか?(笑) 女子の運動神経いい人もいいじゃないですか^^ おぉ・・・ノーコメントで(笑) ありがとうございます☆ >octさん ホントですか? ありがとうございます^^ >みぅさん はいっ! 気合入れて書きます☆ 楽しみにしててください^^ >bibu33さん ありがとうございます^^ 覗いてみますね。
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1989/04/20
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本当は天才でもなんでもないただの高校生です。このブログを読んで天才になれなかったからといって俺を
責めないでください。
今日出会えたことに感謝。
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