どーも、arizonaです。
お待たせしました! それでは熱い熱いバレー小説第5弾です。 初めての方は4つ前の記事から順に読んできてください。 「いま流れはこっちに来てる!一気に行くぞ!」 いま11対17の6点ビハインド。 25点3セットマッチだからこのセットはどうしても落とせない。 ひとつのミスが命取りになる・・・! 強いボールが飛んできた。 だがレシーバーの正面だ。 これくらいの速さならあいつはちゃんとセッターに返せる。 よし、俺はスパイクに備えるか・・・ 「っああ!」 あ――― レシーバーが弾いたボールは観客席に飛び込んでしまった。 しかも真横に・・・。 こんなミスいつもならしないのに・・・。 arizona;「大丈夫か??」 仲間:「あ、あぁ。」 あ・・・こいつ、緊張で手が震えてる・・・!! arizona;「気にすんなよっ。ぜーんぜん大丈夫だから。すぐに追いついて逆転するよ。」 笑顔にはなったが、まだ固さがとれていない。 他の仲間はどうか。 みんな落ち着こうとしているが顔が少し引きつっている。 そりゃそうだよな・・・。 このコートのプレッシャーは今までの想像が追いつかないくらい凄い。 予選トーナメントで負けたチーム、 決勝トーナメントに進出したがあと一歩のところで涙をのんだチーム、 バレーに出場した者以外もたくさんこの試合を見ている。 あのMだってそうだ。 あのMだって、1年前からバレーに出場することを決めていてずっと練習してきた。 そのMのチームに勝ったのだ。 そんなMが、今ではうちのクラスの観客に混じって応援してくれている。 今でもMの声が聞こえる。 M:「落ち着いてー!ビビんなよー!」 俺たちに負けていった者たちのためにも・・・なんて言ったらおこがましいかもしれないけど。 みんなに恥ずかしくない試合をしよう。 みんなが楽しめる試合をしよう。 俺たちは3年生だから、もう学校のイベントはない。 最後の体育大会が最高の思い出になればいい。 将来いつか、この試合がふっと思い出せるような・・・。 相手のサーブからプレイは再開。 これを落ち着いて処理する。 仲間のアタッカーが跳んだ。 しかしトスが少し乱れていたのでフェイントをかける。 ボールは誰にも触れられずにコートに落ちた! 「よくやったあああ~!」 「このまま突っ走ろうぜ~!」 「おおぉ!!」 するとだんだん相手にミスが出てきた。 実際、相手チームはあまり上手くない。 身長とパワーで押し切ってきた、という印象だ。 そのため、一番多いミスはこれだ。 こっちのサーブからプレイ ↓ そのサーブを相手レシーバーが処理 ↓ しかしそのレシーブはセッターとアタッカーの間に飛ぶ ↓ セッターもアタッカーも「どっちがこれ取るんだ?!」と、迷う ↓ 結果、どちらも取れずにコートにボールが落ちる つまり、「お見合い」。 このお見合いが相手チームには結構あるのだ。 もちろんこっちにとってはラッキーなことだが。 相手のレフトアタッカーがスパイクの体勢をとる。 もう一回止めてやるよ!! しかし、セッターはバックトスでライトアタッカーにトスを上げた。 arizona「うっそ・・・」 そして強烈なスパイク! だが幸運なことに・・・・ アウトォォーー!! 強烈なスパイクはラインから1mほど外れていた。 「ラッキー!」 「あっぶね~、俺いま死んだかと思った(笑)」 こんな調子が続き、なんとあっさり逆転! そして23対20。 俺はこれまで4本のスパイクを決めている。 arizona:「あと2点はスパイクだけで取っちゃうかぁ~??(笑)」 俺に最高のトスが上がった!! 俺は背が低いため、助走は普通の人より長く取ってある。 そのためセッターには高いトスを要求していたのだった。 ふわ~っと浮かんだボールをコートに叩きつける! というか突き刺した! とうとう24対20のセットポイントだ。 最後はあっけないもので、いきなり「お見合い」してくれた。 「やっっっったあああああ!」 観客が歓声を上げた。 そしてゲームはフルセットまでもつれ込んだ。 セット間の休憩・・・。 俺がドリンクを取ろうとした・・・ そのとき! arizona:「っあ・・・。」 左足ふくらはぎに違和感を感じた。 これは、「足をつる」寸前の痛みだ。 やばいな・・・。 もし途中で足つったりしたら確実に負ける・・・。 多分原因は右ひざだろう。 ジャンパー膝で故障してから、無意識に左足でジャンプ力をカバーするようになっていた。 もちろん痛みを軽減する役割もあったが。 そのため左足に負担がかかっていたのだろう。 でも、 よりによってこんなときに・・・。 大きな不安を残したまま ファイナルセットが始まった ふぅ~。 次も楽しみにしててくださいね☆ あ、あとランクリもお願いします^^; ↓ 続きを読みたい!と思ったらクリックしてください^^ PR ∴ この記事にコメントする
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arizona
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誕生日:
1989/04/20
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自己紹介:
本当は天才でもなんでもないただの高校生です。このブログを読んで天才になれなかったからといって俺を
責めないでください。
今日出会えたことに感謝。
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